2023年7月27日木曜日

昆虫病原糸状菌に感染したバッタ

最近、ミニトマトの圃場でこんな虫を見つけました。最初はナナフシか何かかな?と思ったのですが、調べてみたら昆虫病原糸状菌というものに感染したバッタのようでした。

昆虫病原糸状菌(Entomophaga grylli (Fres.) Batko)


そうしたら今度は、ミニキュウリの圃場でも似たような状態のバッタを見つけました。バッタ直下の葉面に付着しているのは菌糸でしょうか。

昆虫病原糸状菌(Entomophaga grylli (Fres.) Batko)


農研機構に昆虫病原糸状菌データベースというものがあったので検索してみたところ、バッタ目を宿主とする Entomophaga grylli (Fres.) Batko という種類の菌っぽいです(確証はないです)。

恥ずかしながら全くの無知だったのですが、昆虫病原糸状菌を利用した害虫防除というのは世界中で取り組まれているそうです。

立て続けに2例も見つけるというは、今年例年よりも流行っているからなのか。それとも単に、今まで気がついていなかっただけなのか。気になります。


ちなみに、データベースに載っていた Beauveria bassiana (Balsamo) Vuillemin という別の種類の菌に感染したバッタも以前に見かけたことがあるような気がしてアルバムを漁ってみたところ、2013年8月にやはり撮影していました(こちらも確証はなし)。

昆虫病原糸状菌(Beauveria bassiana (Balsamo) Vuillemin)


・追記(2023-8-1)

3例目を発見。

昆虫病原糸状菌(Entomophaga grylli (Fres.) Batko)


・追記(2023-8-3)

Beauveria bassiana (Balsamo) Vuillemin でしょうか。今年1例目。

昆虫病原糸状菌(Beauveria bassiana (Balsamo) Vuillemin)