家計と経営が一体化した家族経営において、キャッシュフローを滞りなく回すことは、最重要事項と言っても過言ではありません。それすなわち生活ですからね。
そこで、農業経営におけるキャッシュフローの悪化要因を整理分類しました。
・自然災害と気候変動
・病害虫の発生
・市場価格の変動 ・資金調達の難化
・政策と規制の変更
・借入金利の上昇
・労働力の不足
・生産技術の欠如
これらのリスクを経営に合わせて具体的に把握し、適切な対策を講じることが必要になります。
・政策と規制の変更
・農業補助金や助成金の変動
2. 内部要因によるキャッシュフロー悪化:
・生産コストの上昇・借入金利の上昇
・労働力の不足
・生産技術の欠如
・経営計画の不備
3. 取引関係によるキャッシュフロー悪化:
・納期や支払条件の遅延
4. 税金と規制によるキャッシュフロー悪化:
・税金と規制の変更
これを「生産コストの上昇」と「売上高の低下」という2つの視点で再構成したものが以下になります。
生産コストの上昇の要因:
・自然災害と気候変動への対策費用の増加
・病害虫への対策費用の増加
・原材料や資材の価格上昇
・労働力費用の増加
・燃料やエネルギー費用の上昇
・設備や機械の修理・保守費用の増加
・借入金利の上昇
売上高の低下の要因:
・自然災害と気候変動による被害と損失
・病害虫の被害
・市場価格の変動による収入減
・需要の低迷による売上低下
・商品の品質問題による顧客減少
・競合他社の攻勢によるシェアの喪失
これらのリスクを経営に合わせて具体的に把握し、適切な対策を講じることが必要になります。
さわの場合であれば、生産コストの上昇に対しては、利益率の維持。売上高の低下に対しては、規模の調整。この2つを基本方針として、そこからより具体的な対策、計画に落とし込んでいます。
経営の、難しくもおもしろい部分ですね。
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