先日、視察研修で宮城県大崎市にあるデリシャスファームという農園に行ってきました。
「品目・品種」「立地」「規模」「栽培方法」「販売方法」、これらの要素をうまく組み合わせて、競合の少ないポジションを確立されており、非常に勉強になりました。
経営内容をざっくり説明すると「高品質なトマトを栽培して、加工と直売を行っている」ということになると思うのですが、重要なのはそれぞれの要素が連動して相乗効果を生んでいることですね。
同じ要素を掻い摘んで揃えることは(資金力があれば)できても、それを全体として機能させられるかはまた別問題で、一朝一夕に真似できないからこそ競合が少ないわけですね。
食料生産を背負って立つストロングスタイルのみならず、こうしたコモディティ化の反対に進む独自スタイルも、これからの農業が目指すべきひとつの形な気がします。
あと、園内カフェのトマト辛味噌ラーメンが有名なんだそうで、めちゃくちゃ食べたかったのですが日程の都合で断念したので、また近いうちに再訪を……!
良い戦略、悪い戦略 (日本経済新聞出版)
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「参入障壁」で検索したら出てきた本なんですが面白そう。読んでみます。
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