さわでは、冬場の日照時間に恵まれたいわきの地の利を活かし、原木椎茸を施設で加温せずに栽培しています。
無加温でゆっくりじっくり育てることで、肉厚で引きしまった椎茸になります。また、暖房等の燃料費がかからないという大きなメリットもあります。
一方で、施設内の温度は天候に影響されるため、どうしても収穫のタイミングが読みづらくなります。そのため、ホダ木の管理や販売面で収量のブレを吸収できるだけのフレキシブルさが不可欠となります。
しかし、あれこれと原木椎茸栽培の自作スマート化を進めてきたところ、予期せず、収穫日予測が可能そうだなと。
この辺の投稿ですね。
組み合わせて、ごにょにょーっと。
こんな感じになりました。
アルゴリズムはシンプルで、測定値と最寄りの観測所の気象データから過去〜今後の2週間までのビニールハウス内の平均温度を算出、そこから予測収穫日を導いています。
改良の余地はまだまだありそうですが、今シーズンの残り2か月程度、ひとまず使ってみながら、精度の検証をしていきたいと思います。
ひとつのデータから、本当にいろいろと広がりますね。
経営規模の小さな農家にとってこそ、ICT活用は大きなポテンシャルを秘めていると、私は思っています。
コツコツやっていきましょう。