今度、中学校の職業講座でお話しする機会があります。
予め質問をいただいたのですが、中学生くらいの世代の方々が、いま農業に対してどういったイメージや疑問を持っているのか、垣間見ることができて貴重ですね。
やはり、環境や最近よく目にするSDGs、はたまた地域おこし等、農業の持つ公共性的な側面への関心が大きいように感じます。
私自身、もともと産業としての農業よりも、土地利用の形態としての農業に興味がありますので、こうした質問は楽しいです。
またもう一方で、職業として考えたときに農業ってどうなの?という部分ですね。
農業のおもしろさは、選択肢の幅広さにあるように思います。
農業という産業を支える担い手として経営発展を目指すもよし。職人的に技術を磨き、ひたすら品質を求めるもよし。6次化等の形で他産業と組み合わせるもよし。
大事なのは、自分は農業を通して何がしたいのか(もしくは、したくないのか)という軸をしっかり持つことなのかなと思います。
もちろん、何れの形にせよ、最終的に収支をプラスにする頑張りは必要になりますけどね。