2021年1月10日日曜日

農産物のブランド化の方向性について。

農産物のブランド化について、どんな方向性がありえるのか。

ブランドと言うと少し大げさな表現かもしれませんが、その商品(農産物)に付随するイメージ、他との差異といったようなものですかね。

パッと思いつくところでは、


① 産地や地域
多くの消費者に商品イメージがある。例えば、「魚沼産コシヒカリ」「丹波の黒豆」「山形のさくらんぼ」みたいなもの。

② 農園や個人
産地や地域より狭い範囲ではあるものの、一定の消費者に商品イメージがある。例えば、「○○農園の大根」「××さんのかぶ」みたいなもの。

③ 賞、他経営体などのブランド
他ブランドから商品イメージが連想される。例えば、「△△賞受賞」「有名店で使用」「□□認定商品」みたいなもの。

④ 商品属性
消費者に事前の商品イメージはない。「見た目」「価格」「品種」「栽培方法」等の属性から商品イメージが連想される。


こんな感じですかね。他にも何かあるかな?

単体として考えると③や④は、直接的な商品イメージがないのでブランド未満の状態ですが、時間の経過とともに①や②になっていく可能性はあります。

もちろん、商品ごとにどれかひとつではなく、様々な組み合わせ、濃淡があって作り上げられるものです。


じゃあ、実際にどのような組み立てで商品作りをしていけばいいのかですが、

・消費者の目に入れば一定数購入される

・消費者が探し求めて購入してくれる

この2つを軸に、その商品をどういったシチュエーションで売れやすい商品にしたいのかを考えると、やるべきことも見えてくるのかなと。

……今のところは思っています。


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最近、思うことがあり、頭の整理がてら、ちょっと書いてみました。

作っている側が商品のことを一番分かっていないということが、多々ある分野だと思います。難しいですが、同時にとても面白い部分でもあります。コツコツやっていきましょう。




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