先日、たまたま中小企業診断士の方の事業承継に関する講演会を聞く機会があり、大変勉強になりました。
今は、親族や従業員以外への第三者承継(M&A)というパターンが増えているそうです。データにあたっていないので数字的なものは把握していませんが、身の回りの実感としてはわかるような気がします。
人口減少・高齢化のこれからこ時代にあっては、農業の分野でも担い手不足や耕作放棄地の課題解決に向けて、第三者承継が有力な選択肢になってくるかもしれませんね。
海外では、ワイナリーをまるごと買ったみたいな話は割と聞くような気がします。また、ざっと検索したところでは、北海道の農業公社が経営継承事業をやっているようですね。
ちなみに、ややこしいですが「承継(しょうけい)」と「継承(けいしょう)」では意味合いが異なるそうです。
承継は理念等を含め事業をまるっと受け継ぐこと。一方、継承はより具体的に資産・権利を受け継ぐこと、というニュアンスのようです(たぶん)。
北海道の農業公社の場合は経営"継承"事業になってますね。実物としての農地、施設、機械等をバトンするという意図が強いんですかね。
農園の大小、専業兼業、個人法人にかかわらず、農業は続けることにひとつ大きな価値があると思っています。
世代を越えて続く農園にするためには、経営体としてしっかり利益を出し、お客様と同時に経営者にとっても魅力ある農業をすることが肝要になってきますね。
今日からはじめる農家の事業承継 2万人の跡継ぎと考えた成功メソッド
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