特集によりますと若手農業者には「経営規模の拡大」「常雇いによる労働力の確保」「生産性向上に向けた投資」という特徴が見られるそうです。
また今後のさらなる発展に向けて「法人化」「スマート化」といった方向性が示されています。
雰囲気としては何となく感じていても、数字で出してもらうと具体的な理解が進みますね。詳しくはぜひ上のリンク先の元データを見てみてください。
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農業も主流が家業的な経営から企業的な経営へと変わる過渡期にあるのでしょうかね。
確かに人口減少、少子高齢化の時代にあっては家業的な農業が主流を担うというのはマンパワー的に無理そうな気がします。集約・効率化は不可欠です。
イメージとしては大きな企業的なところが小さな家業的なところを駆逐していくというのではなく、それぞれ得意・不得意なところを補完し合うような感じになるのではと予想しています。
例えば、現在、椎茸の原木栽培を企業的にやるというのは相当難しいです。
おそらく原木での椎茸栽培にこだわるのであれば適正規模を見極めて家業的にやる方が経営しやすいですし、栽培方法にこだわらず企業的にやりたいというのであれば菌床栽培をすればよいということになります。
一般的に原木栽培の方が品質は上とされていますが、かと言って原木の椎茸だけではたぶん需要を満たせず椎茸不足になります。
変化がどこまで進むのか、どんな形で進むのか、どこかで揺り戻しが来るのか来ないのか。非常に興味深いところです。
そういえば少し前ですが何かの記事で農業のフランチャイズモデルみたいなものも見かけました。
農業の始め方にももっといろいろな選択肢が出てくるんでしょうか。
ちゃんと稼働しているのかは分かりませんが仕組みとして面白いですよね。
ざっくり業界ウォッチでした。
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木漏れ日きな粉