人生をたくましく生き抜くためには適切な節約が不可欠です。
右肩上がりの一昔前と比べて、人口減少・少子高齢化の進む現代は「普通」のハードルが高くなっています。一方で価値観の多様化により「普通」にこだわる必要性も低くなっています。
度を越して吝嗇になるのも良くありませんが、何にお金をかけるのか、時間をかけるのか、大事にするのかという選択が人それぞれの生き方の反映とも言えます。
私はもともと何か条件を設定して比較するような調べものが好きだったのですが、加えて一時期これでもかと無駄遣いをした反動で物欲の炎が消え去りました(笑)。おかげでとても節約向きな人間になりました。
【生活費】
生活費は毎月のことですから月々わずかな金額でも1年、2年…と積もれば塵が山になります。無駄な出費がないか定期的なチェックが必要です。
例えば金額が大きくなりがちな通信費や保険は特に気をつけて管理したいですね。
携帯はSIMフリーのAndroidと格安SIM、保険は自身及び家庭の状況・構成に合わせて必要最小限に絞るのがセオリーかと思います。もちろん、自動車の任意保険などは必須になります。
格安SIMはおそらくほとんどの人にとっては利便性変わらず料金が安くなります。私は、UQ Mobile+OCNでんわキャリアフリーの組み合わせで使っています。
ちなみに両親はスマホになってからもガラケーの時に登録した着信音のサービスを退会しておらず延々と料金を引き落とされていました。
こうしたただただ無駄な出費を見逃している方、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。キャリアでの契約はころころプランが変わりややこしいので注意が必要です。
現在は両親もばっちりSIMフリーAndroid+格安SIMで使っています。ハードルはキャリアメール断ち、使い方に合ったスマホ・格安SIMの選択、初めの設定ですかね。
あと個人的には服飾→何でもいい、お酒→飲めない、タバコ→吸わないという3つが大きな節約になっています。
一方で読書のない生活というのは考えられません。図書館を活用しつつ無かったり作者の応援で購入する際にはAmazonに貢いでいます。
年に一度くらいゼロベースで出費を見直す機会を作るといいと思います。
【ライフイベント】
冠婚葬祭、住居、車などは大きな出費になります。
例えば結婚。
私は自身もパートナーも「結婚式<新婚旅行」という価値観で一致していたので結婚式は行わず親族のみの食事会という形をとりました。
ライフイベントは人生の彩りです。私の場合、美味しいものと旅行は人生に欠かせません。
しかし周りのみんながやっているから、買っているからという理由で盲目的に「普通」に流されるのではなく、自分自身がそこに価値を見いだせるのかしっかり見極めたいところです。
パートナーや家族と互いに価値観を共有しておくことも大切ですね。
【支払い】
支払いにはクレジットカードを最大限に活用したいところです。
ポイントは貯まるし、優待やキャンペーンなどのサービス満載で利用者としてはただただお得なだけです。
しかしクレジットカードを使うことで気が大きくなり無駄な出費をしまっては元も子もありません。必要な出費を現金決済からクレジット決済に変えるだけというのがミソです。
また余計な手数料、利息が発生する分割やリボ払いは避けましょう。
ちなみに私は年会費、ポイント還元率、海外旅行傷害保険、普段の利用場面・年間利用額などを考慮の上、現在はJCB EIT、ビックカメラSuicaカード、エポスカードという3枚態勢になっています。
(JCB EITはリボ専用カードで手数料を発生させないように利用するには小技が必要です。)
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・追記(2019-3-26)
JCB EITの新規募集は2019年4月15日までで終了するみたいですね。
別のリボ専用カード、JCB CARD Rを出してきたので薄っすら予感はしてましたが…。まぁ、正直サービス良すぎましたからね。
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そしてこっそりエポスカードのゴールド成りを狙っております。インビテーションが届くとなんと年会費無料でゴールドカードを持つことができます。2月18日に作戦開始。年間利用額50万円が目安らしいとのウワサですが、果たして…。まぁ、この辺は趣味の世界ですね(笑)。
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・追記(2020-4-18)
エポスゴールドカード入手しました!
→ 自営業でもエポスゴールドカードのインビテーションをもらうことはできるのか。(2020-3-21)
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生活スタイルに合わせたカードを選びたいですね。
【農家的節約】
家族経営の農家は良くも悪くも生活と仕事の区切りが曖昧になりやすいですが、こと節約という面では相当な強みとなります。
自家消費+物々交換による食費節約は今さら言うまでもなく、例えばうちではお風呂が灯油と薪のハイブリッド釜になっていて、椎茸の廃ホダを薪として利用しています。
これから小規模な農業経営でしぶとく生き残るためには生活とどう一体化させるかという視点も重要になるかもしれません。
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節約によって生活が味気ないものになってしまっても人生つまらないですし、無理は続きません。それこそ反動がきてしまいます。
節約するところは節約する。使うところは使う。メリハリつけて楽しく節約に励みたいですね。
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