バッファゾーンとか言うと何だか小難しいですが、ようは人と自然とがうまく付き合っていくためのゆるやかな空間。「人里」と「奥山」の間にある「里山」のようなところ。そんな場所を身近に作ることはできないだろうかと思っているのです。
たぶん昔も別に作ろうと思って里山を作っていたわけではなく、生活や仕事の中で山を使い、その結果として里山という環境が形成されていたんだと思います。
では今、昔と同じように身近な自然空間を生活や仕事の中で使うことができるかというと、なかなか難しいです。実際さわでも農業という比較的自然相手の仕事をやっていて、家のすぐ真後ろに山を背負っていてもあえて山に入る必要性ってほとんどないですから…。
なのであれば、生活でも仕事でもなく遊びの場としての利用はどうでしょうか。
昔だって、里山という定型の空間が維持されてきたわけではなく時代ごとの生活様式や仕事に合わせて変化してきたはずです。
とはいえ、もちろん自分たちだけでは遊び切れません。そこで山を遊ぶ場所としてオープンにし、多くの人に来て使ってもらうことで結果としてバッファゾーンになる可能性があるのではないかと思うのです。
利用のイメージは例えば以下のような感じでしょうか。
・山の中を散策する
・犬の散歩をする
・自然の中でお弁当を食べる
・虫を採る
・植物を採る
・木を植える
・研究活動
・アート活動
・トレーニング
利用にあたっては山の環境、安全面には考慮していただきながらにはなりますがいわゆる公園などよりはいじって遊べる場所にしたいと思っています。
例以外にもご相談していただければいろんな使い方ができるかと思います。まずはお問い合わせください!(ただ林内での喫煙含む火の使用については禁止させていただこうと思います。)
山で遊ぶことをもっと身近にできたらいいなと思います。
立地としてはこんな感じです。
さわとしては山情報をTwitterでつぶやきつつ、林内の整備も進めていきます。どうぞ!どしどし遊びに来てください!
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