参考図書は『ワークブック 農家経営支援』(山田 勝 著)。農家の経営支援をする人を対象とした本ですが、農業経営に関わることが網羅的に書かれており農家にとっても自身の経営をあらためて見直すよいきっかけになるのではないかと思います。
そんなわけで、とりあえず一通り読んだのですが頭に入りきらないので、自分なりに咀嚼しつつブログにまとめていこうと思います。
まずは農業所得の向上について。
基本の基本というか、経営の根幹ですから大事ですよね。
所得(利益)なので粗収益(売上)から経営費(経費)を引いた額になります。そのため、「売上を増やす」、「経費を減らす」のどちらか一方、もしくは両方に取り組むことが所得向上へとつながります。
また、売上を増やすには「生産量を増やす方法」と「販売単価を上げる方法」があります。
それぞれ具体的な手段をざっくりまとめると以下のような感じになります。もちろん、他にもあるかもですがあしからず。
【売上を増やす】
A. 生産量を増やす1. 面積拡大
2. 単収増大
3. ロス低減
4. 回転率向上
B. 販売単価を上げる
1. 品質向上
2. 高付加価値化
3. 販売方法の見直し
【経費を減らす】
C. 経費を減らす1. 資機材の見直し
2. 資機材の利用効率化
3. 作業効率化
さわの場合を考えてみると、B-2高付加価値化を第一に、加えてA-3ロス低減、C-3作業効率化あたりの改善を意識しています。
経営理念、栽培品目、地域特性などなどに合わせてどう実践していくかですね。
そういえば、所得向上を目標とした場合、またちょっと別枠かもしれませんが「栽培品目の変更」という判断もあり得ますよね。
***
少し前に福岡と熊本を旅行してきました。高校の修学旅行以来の九州!
改修中の熊本城。
近くの熊本市役所14階展望ロビー(無料)からの全景。熊本城、広いですね。
菊池渓谷。きれいすぎでした。
あと、どこもお肉がめちゃくちゃおいしかったです。とくに博多南駅で行った青空食堂が「うまい、安い、早い、過不足ない接客」で最強でした。