2018年5月26日土曜日

【農業経営】6次産業化への取り組み方


6次産業化は農家が生産だけでなく加工や販売に関わることで付加価値を生み出す取り組みです。

期待されるものとしては売上や利益の向上、利益率の改善、リスクの分散というあたりでしょうか。

パターンとしては、加工や販売を農家自身が行う場合と製造業者や飲食店、小売業者などと連携して行う場合があるかと思います。

農家自身で行う場合は設備等への初期投資、労働力の配分、商品開発など難易度は高めになりますが、その分経営の強化・改善へつながります。

一方で、業者と連携して行う場合は、農家、もしくは地域の名前のついた商品を作ることによる知名度アップ、作物の商品化率向上によるロス低減などが期待できるかと思います。


難しさとしてよく言われることとしては、加工品は大手を含む食品メーカーとの競争になります。

値段、味、材料、製法、地域性など…農家だからこそ作れるもの、さらに言えば自分(たち)だからこそ作れるものを作れるかどうかが肝かと思います。

また、販売にあたっても商品との相性を考えて販売場所を開拓することが重要です。

この辺りは試行錯誤しながら地道にジワジワ進んでいくしかないのかなと。難しいですが、その分とてもおもしろいです。


6次産業化実践ハンドブック―成功の秘訣はプロデュース力―
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