本日は県内のきのこ関係者が集まる福島県きのこセミナーでした。
さわでも種菌を使わさせていただいている富士種菌の相場社長の特別講演や、露地での原木しいたけ栽培再開に向けた実証試験の経過報告などがありました。
震災の影響や高齢化等々、業界としての課題は多いようですが、やはり一番大切なのは自分たちが作ったものを美味しいと言って食べてくれる消費者の方と向き合うことなのかなと思います。
わたしとしては求められるもの(受け身な意味ではなく)を採算を合わせて作る、これが楽しいし面白いです。今の時代、外部環境なんてコロコロ変わります。その中で生産者として求められるものを追求して、商売人として意地でも採算を合わせる。もしも本当に誰からも求められなくなったらその時は終わりですが、それ以外は工夫で解決すべきだと思います。
と、そんなことを思ったセミナーでした。
ちなみに、露地栽培に関してはまだ数年は試験が続くとのことでした。露地栽培の再開は原木栽培の生産性向上には不可欠ですが、そのためにはまず消費者の方が安心して口にできるような結果が必要です。丁寧な調査研究、どうぞよろしくお願いします。さわでも山の環境整備など、できることから準備していこうと思います。