ハス、マンジュシャゲ、キク、ヒイラギ・・・などなど、仏教とつながりの深い植物についてのお話。
なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係 (幻冬舎新書)
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例えば「泥の中から花を咲かせるハスの秘密」、「マンジュシャゲが墓地に植えられる理由」、「お寺の前で売られたトウガラシはなぜ辛い」、「お盆にご先祖様はキュウリとナスに乗る」、「クローバーの「幸せ」の探し方」、「どうして植物を食べることは殺生ではないのか」、「雑草に悩まされながら憧れを抱く日本人」といった(目次より抜粋)、なかなか普通の植物図鑑にはのっていないような内容が盛りだくさんで、とても興味深く読むことができました。
著者は雑草生態学が専門だそうで、個人的には植物と仏教その他の話のバランスもちょうどよかったです。
と、そんなタイミングで白水阿弥陀堂に行ったらちょうどハスの花が咲いていました(比較的近所なのです)。蓮は泥より出でて泥に染まらず。うちの肥溜めのハスもちゃんと咲くでしょうか。
観光でお寺に行った時なんかにも、ちょっと見るポイントが増えて楽しいかもしれません。おすすめの一冊です!