この季節、さわやかに爛漫にといった春や夏とはまた趣が異なり、しっとりと草花が咲き乱れています。
写真の黄色い小さな花は山近くに咲いていたのですが、名前を知らなかったので調べてみたところ、「ナガミノツルケマン(長実の蔓華鬘)」というケシ科の植物でした。「ナガミノツルキケマン(長実の蔓黄華鬘)」と名前に「キ(黄)」の文字が入る場合もあるみたいです。手持ちの図鑑に載っておらず、ネットで探すのに少し手こずりました。ちなみに、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されています。
ミゾソバなんかと一緒にごちゃっと生えています。
茎はでろんと辺りに伸びていて、草むらを一層草むら足らしめています。
一昨年から始めた
植物調査も現在130種程度でまだまだ道半ば。なかなか終わりそうもありません。
中村 彰宏
ポケット図鑑 日本の野草・雑草by SimpleImageLink