2014年1月5日日曜日
ドラゴンフルーツと東北の冬、そしてオリーブ
沖縄は石垣島のお土産屋さんから遥々東北までやってきたドラゴンフルーツ。12月にはすでに寒さにへたれていましたが、これはいよいよだめそうです・・・。
SAWAのある福島県いわき市は東北の最南端に位置しています。冬は快晴の日が多く、雪がほとんど降らない代わりにからっ風という乾燥した風が吹きます。
ハウスに入れておけばぎりぎり大丈夫かなと思ったんですけど、甘かったようです・・・。
その土地のものでない植物を露地で育てるにあたっては、当然まず気候の壁にぶつかることになります。それを少しでも緩和するために、例えばドラゴンフルーツなどの温暖な地域の植物であれば、日当りが良かったり霜のあたらないような、少しでも条件のいい場所で栽培するのですが、それでもやはり厳しい植物もあります。
もちろん、どうしても育てたいのであれば温室を作ればいいのですが(ドラゴンフルーツはハウスの中で育ててました)、ある程度数を栽培しようと思えば面積が必要になりますし、その面積に合わせて施設を建てればそれだけ費用がかかりますので、だめなものはだめであきらめて、他に栽培できるものを見つけ出すことも重要です。
そして今、最も注意深く生長の様子を見ているのがオリーブです。オリーブはスペイン、イタリア、ギリシャといった地中海に面した地域で多く栽培されていて、日本では現在、主に岡山県や香川県で栽培されているそうです。
果たして、ここの気候にうまく馴染んでくれるでしょうか。おそらく気温的には大丈夫だと思うのですが、霜に弱いらしいので、そこを乗り切れるかどうかですね。
中村 彰宏