番犬ぼん。まだ7歳でしたが、死んでしまいました。
小さい頃は顔がぺちゃんこで、子犬なのにかわいくない犬というのをはじめて見ました。成長とともに鼻と耳がのびてきて、いつの間にかちゃんとした犬の顔になりました。
撫でてもらうのが大好きで、小さい頃は嬉しさのあまりおしっこをもらすこともありました。大きくなってからはさすがにおしっこはもらさなくなりましたが、匍匐前進でだばだばと近寄ってきてひっくり返っていました。
お客様には誰よりも先に気がつきましたが、どうも野の生き物には寛容だったようで、自分の餌を食べられていても知らぬ顔で寝ていました。(ちなみに、ぼんの父親はとても奔放な犬で、ムササビや小鳥を噛み殺したこともありました。)
ぼん、やすらかに。
中村 彰宏