このブログではときどきその辺で見つけた花や虫を紹介していますが、もともと花にも虫にもそんなに詳しいわけではないので写真を撮っておいてその都度調べながら書いています。
ということで、インターネットで名前のわからない花や虫を調べる時のコツを紹介したいと思います(ちゃんとした同定作業ではありません)。検索には Google の検索エンジンを使っています。
▼ 花編
まずは花編。
花を検索する際の定番は「季節」「色」「場所」「特徴」などです。検索は、文章ではなく単語を組み合わせることが大切です。
上の写真の花であれば「夏 赤い 花」や「夏 オレンジ 花」などで検索してみます。これで見つからないようであればさらにキーワードを追加、削除、入れ替えるなどして調整します。例えば、花がたくさん付いているので「夏 オレンジ 花 たくさん」や、園芸品種と当たりをつけて「夏 オレンジ 花 園芸品種」などとしてみます。ちなみにこの花は「夏 オレンジ 花 園芸品種」で見つかりました。
今回は「場所」を使っていませんが、例えば山の中に生えていれば「山」、日陰に生えていれば「日陰」、湿ったところに生えていれば「湿地」などとなります。
それから、便利なのが画像検索です。ずらっと画像が表示されるのでその中から似ている花を探します。わざわざ個別のページを開かなくていいので楽です。それっぽいものがあったら、画像をクリック → 「ページを表示」でその画像がのっているページが表示されるので名前を探してみます。
そして、名前が見つかったら本当にあっているのか名前で検索して確認していきます。その際、花以外にも葉の形、葉の付き方、茎など、特徴的な箇所を撮影しておくと、紛らわしい花があった時にも見分けがつきやすくなります。「ヒメジョオン」と「ハルジオン」のように紛らわしくて有名なものであれば、違いを解説したページがたいていありますので、「ヒメジョオン ハルジオン 違い」などで検索してみるのも手です。
▼ 虫編
続いて虫編。
虫も基本的には花と同じで、それっぽい虫を探す → 名前を確認 → 名前から本当にあっているかを確認する、となります。
虫を検索する際の定番は「季節」「色」「形」「動き」などです。
上の写真の虫であれば「夏 白い 小さい 虫 毛」や、「白い 小さい 虫 毛 跳ねる」などで検索してみます。
虫の場合も画像検索が便利です。
また、例えば野菜に付いていた虫であれば野菜の名前で検索してみるのも有効です。「トウガラシ 葉の裏 赤い卵」など。
こちらは「秋 光る虫」という検索から、どうやらホタルの幼虫らしいということがわかったので、さらに「秋 ホタル 幼虫」と検索して名前を探しました。「トンボ」や「ホタル」などのようにメジャーな虫の場合は特集したページがけっこうありますのでそこから探してみるのもいいかと思います。
ただ、虫には似たようなのが驚くほどたくさんいますので、候補の中から最後のひとつにしぼるのがかなり難しい場合も多いです。「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」などのようにわかりやすいものであれば違いを解説したページがたいていありますので、「ゲンジボタル ヘイケボタル 違い」などで検索してみます。
▼ まとめ
花にしても虫にしても、みんなが使いそうな言葉で特徴を検索すると見つけやすいと思います。インターネットの場合、あまり専門的な用語を使いすぎると逆に検索結果の件数が減ってしまうので注意が必要です。
今回は使っていませんが、検索オプションも知っておくといざという時に便利だと思います。
そんなこんなでいろいろと書きましたが、めげずにあれこれ調べていけばだいたいのものは見つかると思います。少なくとも候補は出てくると思います。
万が一、判別できない場合にも写真と特徴をメモしておくと、後日見つかるきっかけになるかもしれません。名前を知らない花や虫でも、やっぱりそこにいるということはいる理由があって、いつも面白い発見がたくさんあります。
ちなみに、場所によっては貴重な花や虫の場合もありますので、もしも採集をするという際にはお気をつけください。
中村 彰宏
季節の花図鑑: 色・大きさ・開花順で引ける
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