昨晩、
植えたてのコケモモの様子を見に行ったついでに散歩していた時のこと、山際の草薮の中で何かが微かに光っていることに気が付きました。季節外れのホタルかな?と思って光の主を探してみると(光っているので見つけるのはとても簡単)、そこにいたのは変てこな虫。何だこの虫、ということで調べてみると、クロマドボタルという陸生のホタルの幼虫でした。
ゲンジボタルやヘイケボタルに比べると聞き慣れないクロマドボタルですが、生息範囲が広く、実はけっこう身近なホタルなのだそうです。ただ、光がぽぅっととても淡いために、生息していたとしても気が付かれないことが多いようです。私も、目と鼻の先に住んでいながら昨日まで全く気が付きませんでした。成虫になってもそれほど光らないそうです。
ホタルの幼虫というと水中に棲んでいるイメージがあるので、この時期、草薮で光る得体の知れない虫には興奮しました。いつも思いますが、ほんの身の回りのことでも知らないことだらけですね。こんなにすてきな景色が、誰にも気付かれることなく広がっていたなんて!なんだかちょっと得した気分になりました。
(ホタルの光をうまく写真に収める技術がありませんでした、修行したい・・・。)
中村 彰宏