昨日はお彼岸のお墓参り後、1回目の籾摺りでした。ざっくり言うと、収穫後乾燥させたお米の籾を取って、玄米の状態にするという作業です。
多少忙しく動く必要はあるものの、乾燥させた籾を機械に入れると籾殻も屑米も選別して玄米を出してくれるという便利機械に毎年つくづく感動しております。とは言っても、コンバインもそうですが、いくつかの工程をくっつけて動力を付けたというだけで、仕組み自体は昔の唐箕や万石、揺り板と同じなんですよね。素晴らしき技術。
乾燥させた籾。籾摺り機を通す前の状態です。
摺り取った籾殻は風でふっ飛ばします。吹き出してくる風を浴びると、籾に生えた小さな毛が肌に刺さり、ちくちくになります。
籾殻は袋に入れておいて、あとで畑に使います。
凹みの付いた斜めの板をしゃかしゃかしゃかと揺らしてお米の選別。
(その他いろいろあって)籾摺り完了、玄米のできあがりです。今年のお米も良さそうです。
30kgの袋に入れた玄米は、昨年作った
きっつの中で保管します。
そんなこんなで、機械の故障などもなく無事に終わりました。
ちなみに、比較的どうでもいい話しですが、「籾摺り」は「もみずり」ではなく「もみすり」と濁らないのが一般的だということを初めて知りました。何でも濁ってしまうのは、この辺りの訛りですかね。
中村 彰宏