2013年8月9日金曜日
白膠木(ヌルデ/Chinese sumac)
ヌルデ。このヌルデは、ヤマブドウの苗のポットからにょきにょきと生えてきて、いつの間にかこの大きさになってしまいました。ヌルデの種子は土中で長期間休眠し、生長に適した環境になると芽を出すという性質があるそうです。ヤマブドウの土の中に種が入っていたんですかね。
アブラムシが寄生してできる虫こぶ、五倍子(フシ)。タンニンという成分を多く含み、皮なめし剤やインク、染料の原料になるそうです。先日紹介したキブシの実は、このヌルデの五倍子の代用として使われたそうです。
葉の形状はこんな感じで特徴的です。ヌルデも、ウルシほどではないですがまれにかぶれる人がいるそうなので注意が必要です。
ヌルデの枝で休むアマガエル。ちょうど良い木陰の休憩所になっているみたいです。
写真を撮り忘れたのですが、セミの抜け殻もたくさん付いていました。
一方で、こちらは葉の裏でカビて(?)死んでいるバッタ。何でしょうこれは?もしや、グリーン・デイ的な何か・・・ちょっと恐い。
ヌルデは昔から様々に利用されてきた木なんですね。面白そうなので、そのうち何かに使ってみたいと思います。さっそく虫こぶの本を買ってみました。
薄葉 重『虫こぶ入門―虫えい・菌えいの見かた・楽しみかた』八坂書房
薄葉 重『虫こぶハンドブック』文一総合出版
そういえば、これまでのGoogle+ページに加え、Farmer's House SAWAのFacebookページを作ってみました。より多くの方に知って頂く機会になればと思います。
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もし宜しければ、ご覧下さい。
中村 彰宏