今年植菌を行ったほだ木の検査結果がでました。今年は福島県内の原木の使用ができなかったため、紹介して頂いた栃木県の業者から購入しました。
試料名:ほだ木(平成24年植菌分)
採取年月日:平成24年8月28日
測定年月日:平成24年9月4日
セシウム137(Cs-137)
測定結果:29Bq/kg
セシウム134(Cs-134)
測定結果:24Bq/kg
セシウム137 + セシウム134(Cs-137 + Cs-134)
測定結果:53Bq/kg
この結果から、
1. ほだ木から発生するきのこが、 50Bq/kg 以下になるように管理する
2. 当該きのこ原木から発生するきのこを出荷前に県で検査する
という2点を条件に県内に限り使用が可能になるとのことです。
「きのこが50Bq/kgになるように管理する」という部分については発生させてみなければわからないというのが実際のところで、とりあえず栽培を継続していくことにしました。
難しいところですが、基準に沿って栽培と管理を行っていこうと思います。原木栽培のしいたけにとって放射性物質の問題はかなり厄介な問題です。
中村 彰宏