また、今回測定したホダ木は平成22年度に植菌した施設、露地の2種類のホダ木です。尚、現在使用している平成23年度に植菌したホダ木については、既に昨年の12月にモニタリングを実施しています。(結果はこちら)
試料名:生シイタケ(原木/施設)
採取年月日:平成24年4月5日
測定年月日:平成24年4月6日
測定機種:NaI シンチレーションスペクトロメータ
基準値:100Bq/kg
セシウム137(Cs-137)
測定結果:31Bq/kg
セシウム134(Cs-134)
測定結果:18Bq/kg
合計:49Bq/kg
試料名:ホダ木(施設/平成22年度)
採取年月日:平成24年4月5日
測定年月日:平成24年4月6日
測定機種:NaI シンチレーションスペクトロメータ
指標値:50Bq/kg
セシウム137(Cs-137)
測定結果:70Bq/kg
セシウム134(Cs-134)
測定結果:40Bq/kg
合計:110Bq/kg
試料名:ホダ木(露地/平成22年度)
採取年月日:平成24年4月5日
測定年月日:平成24年4月6日
測定機種:NaI シンチレーションスペクトロメータ
指標値:50Bq/kg
セシウム137(Cs-137)
測定結果:130Bq/kg
セシウム134(Cs-134)
測定結果:140Bq/kg
合計:270Bq/kg
この結果から、平成22年度に植菌した施設、露地の両ホダ木の使用は控え、廃ホダにする事になりました。
生シイタケ(原木/施設)の結果 |
施設及び露地のホダ木の結果 |
施設のホダ木は、福島第一原子力発電所の事故前に伐採されており、事故から夏まではビニールハウス内に保管していたため、詳細な付着ルートは不明ですが、おそらく夏以降に放射性物質が付着したものだと思われます。
夏は黒幕をかけて直射日光を避けながらホダ木をある程度雨や風にあてた方がいいのですが、今回の結果からするとやはり基本的に屋根のないところでの保管は困難なようです。
中村 彰宏