今年もいよいよ年の瀬ですね。今日は毎年恒例のお餅搗きでした。
サワでは白餅、豆餅、胡麻餅の三種類を作ります。
もち米は前日に磨いで、一晩水に浸しておきます。一臼あたり二升です。
お餅を搗いたときに杵にお餅が粘着かないように、杵も一晩水に浸けておきます。
もち米は釜戸で蒸かします。イソライトの釜戸はとても便利です。
薪には椎茸の廃ホダ(使い終えたホダ木)を使っています。
釜戸に薪を入れるとぱちぱちといい音がします。
もち米が蒸かし上がったら、石臼で搗きます。
お供え用に重ね餅をまるめ、残りは伸し餅にしました。
サワではお餅を搗く際にほとんど水を混ぜずに搗いていくので、粘りのあるしっかりとしたお餅になります。
毎年毎年、もう何十年もお餅搗きをしていますが、未だに毎回「ここはこうするともっといいかも」という発見があります。そろそろ極めてもいいようなものですが、そう簡単にはいかないんですね。
中村 彰宏