2025年3月28日金曜日

今こそ規模縮小を実行

今はまだ動くべき時ではない。まだ…まだ…と様子を見続けることおよそ5年。ついに来ました、動く時。

ということで、今年から2年ほどかけて規模縮小を実行していこうと考えています。

劇的に変化する農業環境において、規模拡大ではなくあえての縮小。規模縮小と言っても経営を小さく畳むということではなく、経営改善のための一部栽培の規模縮小です。

代わりに、農園に眠る未利用資源を活用することで利益率向上を目指します。

イメージとしては、売上50万円減↓、経費100万円減↓、利益50万円増↑という形ですね。

技術的課題もあり5年前には難しかったのですが、いろいろ条件の揃ってきた今ならできる……はずです。攻めの縮小。

昨今の急速な物価高に対して、価格転嫁をできる限り抑えつつ、しっかり経営を継続していける体制を作っていければと思っています。

失敗するとまずいので一生懸命頑張ります。


原木椎茸

2025年3月15日土曜日

【定期】家計の見直し(2025年3月)

「2025年も家計の見直しは無理なく無駄なくコツコツとやっていきます。」と先月書いたばかりですが、固定費の削減やサブスクの見直しなどオーソドックスなところはやり尽くした感があります。

今後も都度最適化は続けていくとして、何か新しい節約はないものだろうか……。長く家計の見直しを続けてきた結果、もはや節約が趣味化しています(笑)。

そうして新たな節約アイデアを探していたところ、妻から良い提案が。

・シャワーヘッドを節水シャワーヘッド(ニトリで購入)に変更。

・オリーブオイルをヒマワリとオリーブのブレンドオイルに変更。

・ラップを用途に合わせて複数使用(クレラップとカインズのプライベートブランド)


書き出してみると、むしろ王道の節約という気もしますね。灯台下暗し。

金額的な効率はもちろん重要ですが、モチベーション維持につながる満足感も大切です。

その点、これらの節約は日々の生活の中で実践できるので大きな満足感を得れる気がします。金額的な効果はいかほどでしょうか。

今後はこれ系もいろいろ試していきたいですね。(吝嗇にはならぬよう気をつけながら……)


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梅の花

梅の花が咲き始めました。

2025年2月22日土曜日

【定期】家計の見直し(2025年2月)

2025年も家計の見直しは無理なく無駄なくコツコツとやっていきます。


・約4千円分のサブスクを解約

生成 AI の Claude Pro とその他ちょっとのサブスクを解約しました。トータルで毎月約4千円分の節約になります。年間5万円近くになりますから、けっこう大きな額です。

Claude についてはめちゃくちゃお世話になりましたが、ひとまず高頻度の使用はなくなったので、今後は API 経由で利用できればと。

あと最近は Google の Gemini がいい感じなので楽しく使っています。とりあえず、LINE Bot にして家族の LINE グループに入れていますが地味に便利です。


・クレジットカードを3枚にしぼる(予定)

エポスゴールドカードの特典である選べるポイントアップショップのボーナスポイントが、3倍(1.5%)から2倍(1%)に変更になるとのアナウンスがありました。

4月から改定とのことで、私の場合ちょうど3月末がボーナスポイントの集計の締めなので、ポイントをもらったらエポスゴールドカードを解約しようと思います。

これまでエポスゴールドカードは固定費の引き落としに利用していましたが、今後は三井住友カード ゴールド(NL)に変更して、ボーナスポイントをゲット & SBI証券でのクレカ積立のポイント還元の条件を満たせればちょうどいいかなと。

三井住友カード ゴールド(NL) → 固定費・積立
ビックカメラSuicaカード → Suicaチャージ
楽天カード → 買い物・その他

4枚から3枚になればよりスッキリ!

ひとまず用途に合わせて過不足はないので、この体制でしばらくやってみようと思います。


・昨今の雑感

買い物の度に物価高に慄いています。

一方でお米をはじめとした農産物の価格も上がっていて、やはり生産している側としては価格が上がってもらわないと再生産ができなくなっていくということもあるので難しいところです。

局所的な歪が生じないようにバランスよく適度にインフレしていけばいいんですけどね……と上辺では言えるんですが、やはり自身の消費行動を振り返っても足が遠のいてしまったお店やものが少なからずありますから、どうしたって社会のあり様は変化していきますね。

振り落とされないように現実と向き合い、買い手、売り手の両面からこの厳しい世を生き抜いていかねばなりません。




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2025年2月16日日曜日

徒然じゃない日々(30)

採算が合い、一応生活が成り立ち、幾ばくでも貯蓄ができる程度の最小限規模の農業というのは、これはこれで価値のあるやり方だと思ってやってきました。

このスタイルがある程度の再現性を持って成立するのであれば、いわゆる中山間地域のような辺縁の地域での農業を受け持つことが可能となります。

結果、人と自然との境界を形成する一助となり、多面的機能の発揮により、産業として見たときにより条件の良い中心部で行われる高効率な農業との共存関係にもなる……というのが十数年前の就農時に思い描いていた目論見でした。

しかし、社会全体の体力、というか余裕が待った無しでなくなりつつある今、どうも思い描いていた通りにはならなそうな気がしています。

農業生産のためのインフラの維持が難しくなっていく中で、どこかで撤退を選択する必要が生じます。その場合、やはり条件の悪い辺縁部からというのは当然の取捨選択となります。

以前は、撤退をして中心に近くなったとしてもどこかのラインは辺縁部として残さざるを得ないわけなので価値としては変わらないと思っていました。しかし、どうもその程度の撤退では済まないのではないか。つまり、中心部と同質のものしか残らない(残せない)のではないかと考えるようになりました。

それでも尚、個人的には辺縁部の農業には価値があると思っていますが、それは当初の目論見のような社会的な価値ではなく、一般には贅沢や自由と見なされるものになってしまうのかもしれません。

答え合わせはいつになるでしょうか。10年、もしかしたら5年くらいで早くも今とは全く景色が変わっているかもしれませんね。


好むと好まざるとにかかわらず社会は変化していきますが、すべては積み重ねです。自分にできることを見つけて、一つずつやっていけたらと思います。


原木椎茸栽培


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2025年1月17日金曜日

農業経営(一般)に対する現状認識

以下、農業経営(一般)に対する現状認識の整理と記録です。


昨今、資機材や燃料の値上げによる経費の増加、さらには天候不順や病害虫の拡大による収量低下によって一気に余裕が削り取られた感があります。

同時に、農産物が「安い」から「無い」に変化して、いかに「付加価値を生むか」から「物量を確保するか」に勝負の土俵が移ったように思います。

結果、規模拡大博打を打つか、現状維持耐久戦をやるかという世界になりつつある、というのが現在の農業経営(一般)に対する私の大雑把な認識です。

博打を打つなら勝率を上げつつ負けた時に退場しないようなハンドリングが必要ですし、耐久戦をするならジリ貧にならないように体力をつけた上で燃費を良くしなければなりません。

いずれにしても、資金力勝負という側面は強くなっていくような気がします。また、財務安定性はより重要になってくるかと思います。

当然、過酷になる栽培環境に適応するための栽培技術の向上も必須です。


難しい局面ですが、強かに生き残っていきましょう。




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2025年1月4日土曜日

2025年、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

年末年始いかがお過ごしでしょうか。さわでは、いつも通りの年越し、お正月を過ごしています。


せっかく時間もあるので何か本を読もうと思っていたら気になる本を見つけました。『ナタ1本ではじめる「里山林業」』という本です。

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自宅に隣接して10ha超の全然使えていない山があるので、どうにか定期的に山に入る機会を作り、整備しながら利用できるようにしていきたいと思っています。

うちは現状、原木シイタケとコメの栽培・加工がメインの事業となっていますが(原木は自伐ではない)、これからは外部からの資源投入が必要ない採集のような形態に妙味がある気がしています。


急激に変化する社会。極端化する気象。頻発・激甚化する災害。こうした環境をそういうものだと受け入れて、何がどうなろうと選択の余地を残せるような準備しておきたいと思います。


さて、今年はどんな年になるでしょうか。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

皆様にとって、良き一年になりますように。


巳年
巳年

2024年12月15日日曜日

徒然じゃない日々(29)

ここのところ立て続けに学生時代の友人たちと連絡を取る機会がありました。

懐かしさとともに、みんなそれぞれに仕事もプライベートも頑張っていてとても刺激を受けました。ありきたりですが、自分も頑張らなきゃと思えます。

こういう友人たちがいるというのは本当に幸せなことですね。来年は、旅行がてら会う機会も作れたらと思います。


***

昨年あたりから、農業界も激変の時代の渦中にあるように感じています。

大きな方向性としては、物価高や農業人口の減少、環境条件の変化など、予てから言われていた通りですが、あまりに急激に顕在化してきましたね。

社会全体の変化も相まって、うまく対応していかないと早晩ジリ貧になっていくだろうなという恐怖があります。

ただ一方で、こうした事態がいつか来るだろうと少しずつ備えてきたことがまさに活きるタイミングでもあり、そういった意味では非常に面白みのある局面です。

まぁ、相変わらず、付かず離れず背後からカツカツ…と音がしますが、何とかやりくりはできているので良しとしましょう(笑)。


些事に惑わされることなく、シンプルに、コツコツとやっていければと思います。


***

今年はわが家に未就園児がメンバー入りしましたので、働き方や、保険をはじめとした家計の見直しなどもいろいろと行っているところです。


今後は尚一層のこと生活基盤を安定させ、人生を楽しんでいきたいと思います。


三毳山
下野三毳の山のこ楢のすまぐはし児ろは誰が笥か持たむ