突然ですが「肥溜め」をご存知でしょうか。昔、屎尿を貯めて堆肥を作ったというあの肥溜めです。
かつては農業に欠かせない設備だったわけですが、化学肥料の普及とともに使われなくなっていったそうです。
小さな植物園では、そんなかつて肥溜めだった設備を利用して「水生植物コーナー」を作ってみました。
いつ頃まで使われていたものなのか不明なのですが、少なくとも60年前にはすでに使われていなかったそうです。
今回は紅湘蓮(べにしょうれん)という品種のハス2株を植えました。まだ小さいですが、写真中央と右上の水面に出ているのがハスの葉です。
水は水路からサイフォンで引いています。
水位の調整もできます。
一から水生植物を栽培する設備を作ろうと思ったらけっこう大変ですが、肥溜めを利用すればそもそも水が貯まる構造になっているので簡単に作ることができます。もしも身近に肥溜めがある方は試してみてはいかがでしょうか。
ということで、小さな植物園に「肥溜め」改め「水生植物コーナー」ができました。