この虫、夏くらいに家にいて、おもしろい形だったので写真を撮ったのですが、最近似ている姿の虫をニュースで見かけて、ごそごそとアルバムの奥から引っぱり出してきました。
そのニュースというのがこちら。
南米だかで60新種が発見されたそうなんですが、そのうちの1種が写真の虫。お尻が筆みたい。(参照: Expedition to Southeast Suriname Uncovers 60 New Species — and Untold Natural Wealth / Internet Archive)
一方、こちらが家で撮った虫(手のしわがとんでもないですな)。横から。白っぽく、色は違うけど形はほぼ同じ。一番上の写真は真後ろからです。
斜め前から。写真をぱしゃぱしゃ撮っていてもなぜか全く逃げません。体長は5mm程度、体は小さくても豪胆ですね。
正面から。意外とかわいらしい、かも。
あれこれ調べてみたところ家にいたこの虫は、珍しい種というわけでも全然なく、アオバハゴロモ、ベッコウハゴロモ、ウスバハゴロモなどなど、ハゴロモ上科の虫の幼虫(幼虫から成虫になる途中?)だそうです。ただ、どれも似ていてどの種なのか正確にはよくわかりません。
ちなみに、成虫も夏に畑で見かけていました(知らずに)。
アオバハゴロモの成虫。汁を吸っているらしいのですが害を実感することはありませんでした。(そういえば、同じく汁を吸うホオズキカメムシもうじゃうじゃいましたがそんなに害はなかったような?)
ベッコウハゴロモの成虫。
ウスバハゴロモもいたようないなかったような気がするのですが、ベッコウハゴロモと同じような形で羽が名前の通り透けています。成虫になると簡単に見分けられるんですけどね。
で、どうやら南米で新しく発見された虫もこのハゴロモ上科のウンカ科の虫らしいです。成虫になるとどんな感じになるのでしょうか。
中村 彰宏