カキツバタ(杜若)の定植を行いました。カキツバタは湿地に生育するということで、以前小さな池にしようと掘っていた場所に植えました。草を刈って植えたので、葉っぱが散乱して写真だと何が何やら分からないと思いますが、中央と手前を水が流れており、中央の流れを挟むようにしてカキツバタが植えてあります。
原種だという紫の花が咲く2株。
品種不明の3株。
そして、定植してから3、4年放ったらかしで、わっさわっさになっていたアヤメ(菖蒲)の株分けをしました。こちらはカキツバタとは異なり、乾いた場所に育ちます。
根も深くないので、掘り起こして意外と簡単に株分けできました。
カキツバタもアヤメもうまく根付いてくれるといいんですけどね。これで、アヤメ、ハナショウブ、カキツバタの似たもの3種類が揃いました。来年の開花の時期が楽しみです。
ところで、草刈りの最中に周囲を見ていたら、アヤメ科っぽい植物を発見。そういえば毎年この辺りに黄色いそんな感じの花が咲いていたような・・・と思って調べてみたところ、キショウブ(黄菖蒲)という植物でした。
このキショウブ、水辺の黄色い美しい花として重宝される一方で、環境省によって要注意外来生物に指定されている植物だそうで、「栽培にあたっては、管理されている場所や施設以外に、逸出を起こさない適切な方法で行うことが重要である。」「 関係業者や利用者は、責任を持って栽培し、栽培できなくなった場合は野外へ遺棄することなく、適切な処分を行うことが必要である。」「 既に野生化している湖沼等があり、在来種との競合・駆逐等のおそれがある場所については、積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる。」ということでした(参考 - 環境省、要注意外来生物リスト:植物(詳細))。なんと・・・そんな厄介な植物だったとは。
おまけ写真。夜、玄関の靴箱から「カリカリ、カリカリ」という木を引っ掻くような音がするので、またムササビが迷い込んだのかと恐る恐る音の主を探してみると、なんと迷い込んでいたのはカニでした。サワガニとかと比べると大きめのカニですが、これはモクズガニというやつでしょうか?モクズガニならけっこう美味しいらしいですね。今回は、ムササビじゃなかったことで一同とてもほっとして、沢に逃がしてきました。
中村 彰宏