先日、今年収穫した平成24年産米の全量全袋検査を行ってきました。
今年福島県が実施する全量全袋検査の一連の手続きとしては、まずベルトコンベヤー式放射性セシウム濃度検査器によるスクリーニング検査を行い、スクリーニングレベル以下であれば出荷・流通ができるようになります。もしもここでスクリーニングレベルを超えた場合には、ゲルマニウム半導体検出器で改めて詳細な検査を行うことになります。(詳しくはこちら)
検査の結果、Farmer's House SAWAの米は全てスクリーニングレベルの以下となり、無事、販売ができることになりました。本当によかったです。
参考までに検査の様子を撮ってきました。携帯電話のカメラで撮影したので画質はよくないですが、スクリーニング検査の作業の流れがある程度確認できると思います。
30kgの米袋が1袋ずつベルトコンベヤーで運ばれていきます。吸着して持ち上げる器具のおかげで人が持ち上げなくてもベルトコンベヤーに乗せることができます。
ベルトコンベヤーに乗ったまま、測定装置の中をくぐります。
測定の結果がスクリーニングレベル以下であれば画面に○が表示されます。わかりやすいですね。○の下には17.5Bq/kg未満と表示されていました。
測定終了。
測定が終わると、アームがベルトコンベヤーから台の上に運んでくれます。
検査済の米にはこのようなラベルが貼られ、QRコードで情報を確認する事が出来ます。ところで、「燃焼時にCO2を吸収するラベル」ってすごいですね。
福島県で穫れる米を全て検査するというのは大変なことだと思いますが、買っていただいているお客さまに対しても、私たち自身にとってもひとつの安心材料になります。継続的に実施されていけばと思います。
中村 彰宏