この度、Farmer's House SAWAでは直売所を設けることになりました。
当初は今年の夏に直売所を開始する予定だったのですが、震災の影響で遅れてしまいました。
どのような直売所にしようかいろいろと考えてみたのですが、間伐材や地震で崩れた塀の大谷石など材料になるものがたくさんあるので、来年の秋頃を目途に時間をかけて手作りすることにしました。
直売所の大きさは2間×1.5間程度にしようと思っています(1間=181.8cm)。測ってみたら大谷石の大きさが18cm×30cm×90cmなので、基礎にちょうどよさそうです。
母屋の土台にも大谷石が使われています。
地震で崩れた蔵の土壁を参考にして、直売所の壁も土壁にしようと思っています。ちゃんと作れるでしょうか。
それにしても、蔵の壁は見事な崩れっぷりです。大工さんによると、柱自体は真っ直ぐ立っているので全体が崩れることはないだろうとのことでした。
かまぼこ型に盛り上がった白い線が斜めに交差している模様の壁を"なまこ壁"というらしいです。この壁も地震で外れてしまいましたが、蔵の構造って耐火性、耐水性を考えて本当にうまく作ってあるんですね。
角にある竹はへし曲げてあります。考えてみれば、縄で縛ったりするよりもよっぽど頑丈な作りです。
直売所の手作りはなかなか大変そうですが、すごく面白そうです。
中村 彰宏
追記(2012-1-6)
直売所の大きさですが、2間×1.5間では小さすぎるかもということになり、2間×3間にしようかと思っています。